夏山登山教室実技② 高御位山

日程:2022年5月22日(日) 晴れ

参加者:男10名、女22名 計32名(うち一般参加者 男2名、女4名 計6名)

コースタイム:9:00鹿嶋神社駐車場9:20~9:40展望台(講習)10:00~百間岩(講習・昼食)12:30~高御位山山頂14:00~(馬の背)~15:40鹿嶋神社駐車場(解散)15:50

第2回目の実技講習は、「岩場の歩き方、ロープワーク訓練」をテーマに高砂市の高御位山(播磨アルプス)での講習です。

総勢31名の参加者を5班に分けて、鹿嶋神社から百間岩を経て高御位山山頂で折り返し、馬の背を鹿嶋神社に下るというコースです。5月下旬にも関わらず、非常に暑い実技訓練になりました。

講習 (展望台 百間岩)

座学講習

鹿嶋神社の境内を少し登った展望台で、山と渓谷社の「縦走登山」を使って、「岩場の歩き方」を講習。講師の説明が学校の先生のように見事で、わかりやすかった。

別資料で、事故をおこさないために(不安な気持ちを支えてくれる精神安定剤としての)「ロープの結び方、使い方」を簡単に説明。

百間岩での歩行訓練

ザックを置いて空荷で急な岩壁を登ります。先導者の後に続いて(岩の凹凸を探しながら)、岩肌に靴のグリップを効かせ、体を鉛直にして登ります。登りは比較的簡単に登れます。

しかし、下り斜面は上り斜面よりきつく感じられ、初めは足が竦みなかなか鉛直に立てません(ヘッピリ腰になってしまいます)。でも下部になると慣れてきます。

次にザックを背負い百間岩を登ります。ザックを背負うと少し感じも変わり、きっと下りだと一層恐怖心が増すのだろうなあ。

ロープワークの訓練

百間岩の少し先の鉄塔付近の斜面に移動。

各班ごとに分かれ、シュリンゲを使った「簡易チェストハーネス」、安全確保の基本である「エイトノット」「プルージック」を個別に伝授。

その後、プルージックを使ったトラバース、斜面下降を実演指導。しかし、実演中にトラブルが‼️

今回の教室での最大の教訓は、岩場では、必ずヘツメットを着用することです。

それと、神社の背山(神域)を山行するときは、神社の本殿を素通りすることなく、無事下山の安全祈願のお参りをすることかな(笑)

実技講習終了後、鉄塔付近で各班に分かれて、昼食です。

高御位山山頂を目指して

昼食を済ませ、講習で習ったことに留意しながら、高御位山山頂を目指して、岩場の尾根を登ったり降ったりします。

熱中症には要注意

高御位山の尾根は、木陰がほとんどなく太陽が照らし、しかも岩に太陽熱が照り返します。そよ風が吹けば、立ち止まって熱くなった体を冷やし、また、登り坂を上りきると、立ち休憩をして細目に水分補給を行います。

それでも、3名程が、初期の熱中症状を自覚したので、木陰に残ってもらい、しばらく安静にして体を冷ましてもらいました。

このように自分の体調の変化を自覚し、無理をせず休憩をとることが大事です。

それにしても、5月下旬にも関わらず、恐るべし高御位山。(夏場は登れませんね)

高御位山山頂(高御位山神社)にようやく到着。眼下に高砂の市街地や瀬戸内海も見渡せる絶景が。
神社の軒先を借りて後続の班を待ちます。長め(眺め)の休憩です。

馬の背 (鹿嶋神社へ下山)

高御位山山頂で折り返し、登ってきた尾根を下ります。熱中症対応で木陰で休養してた人も無事合流しました。さらに進み、途中の分岐で鹿嶋神社を目指して馬の背を下ります。

馬の背は、百間岩ほどの傾斜ではありませんが、岩場の尾根(切り立った尾根ではありません)を真っ直ぐに下ります。

疲れ切った体、特に膝には応えます。 下山時の事故には要注意‼️

喉がカラカラになって、鹿嶋神社駐車場に無事到着。

帰宅後のビール🍺が旨い‼️

第2回夏山登山教室の参加者

みなさん、ご苦労さまです。

写真は、百間岩での集合写真です。なので、まだみんな元気な顔してますね。

次回の夏山登山教室は、5月29日(日)芦屋市荒地山で、「難所歩行、地図読み」です。次もがんばりましょう‼️

1班2班3班
4班5班??覆面美女たち

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