岡本桜回廊🌸

六甲山の山肌がピンク色に染まる

毎年3月下旬から4月上旬、東灘区岡本の六甲山の山肌がピンク色に染まります。

山の中に咲く桜🌸を楽しみながらちょっとハイキングしてみてはいかがですか?

お勧めコース)

JR甲南山手~神戸薬科大学前~(薬大尾根)~魚屋道合流~金鳥山分岐~風吹岩・横池~金鳥山分岐~金鳥山~保久良神社~阪急岡本・JR摂津本山

撮影日)2023年3月31日
撮影場所)薬大尾根
撮影者)chacha

薬大尾根

神戸薬科大学の前の川を少し上流に進み、正面民家の左手に階段があります。これを上ると関西電力の送電施設があり、ここが登山口になります。(はじめての人は分かりにくいです。逆ルートの方が良いかも)

小さな沢を渡り、樹林の中に続く登山道を登っていきます。

初めは急坂ですが、尾根筋にでると緩やかな登り道になり、満開の山桜を楽しめます。

登山道には、小さな虫が飛んでいるので、顔を覆うネットがあった方が良いです。

立ち止まって写真を撮っているときに、何度、目や鼻の穴の中に、虫が飛び込んできたことか😓

満開の山桜

振り返えれば、眼下に東灘区の市街地や海も広がります。

緩やかな坂道を登ります。
六甲山の山桜

魚屋道に合流し、金鳥山分岐を通り過ぎ、風吹岩・横池に向かいます。

ここでのんびり昼食(又はお茶)を楽しみます。

帰路は、来た道を戻り、途中、金鳥山分岐を金鳥山・保久良神社方面に下ります。

金鳥山から保久良神社までの区間も桜並木が続きます。

観梅ハイク

春の訪れ、3月上旬になると六甲山麓に梅の花が咲き、梅の香りただよわせます。

六甲山の登山道沿いには、梅林がいくつもあります。このうち、東灘区岡本の「保久良神社・岡本梅林公園」と西区の「神出梅林」の2か所を紹介します。

梅の満開の時期を狙って、歩いてみせんか?

保久良神社・岡本梅林公園

 お勧めのコース:阪急芦屋川~(ロックガーデン)~風吹岩~金鳥山~保久良神社~岡本梅林公園~阪急岡本・JR摂津本山

 岡本駅から直接保久良神社を向っても良いのですが、暖かい春の日差しを感じながら軽く汗を流して風吹岩まで登り、金鳥山に下って保久良神社、さらに岡本梅林公園へ向かうのがお勧めです。

撮影日)令和5年3月11日
撮影場所)保久良神社、岡本梅林公園
撮影者)chacha

保久良梅林

金鳥山を過ぎると、間もなく保久良神社の裏手にある梅林です。

梅林の柵で囲った草地で、お弁当を広げて梅見を楽しむこともできます。

紅白梅花

ちょっと保久良神社にも立ち寄って

灘の一つ火の前の道を西に向かい、途中、保久良夢ひろばを経由(健脚の方は別ルート有)して天上川公園に出て、車道を少し歩いて岡本梅林公園へ向かいます。

岡本梅林公園

この梅林公園あたりはかつて「梅は岡本、桜は吉野」とうたわれたそうです。

斜面を利用した園地に、紅梅、白梅、枝垂れ梅などが咲き誇ります。

神出神社梅林

お勧めコース:兵庫県楽農生活センター~神出神社~神出神社梅林~神出神社~楽農生活センター

 神鉄緑が丘駅~雄岡山~雌岡山~神鉄緑が丘駅の往復ルートが一般的ですが、兵庫県楽農生活センター(神戸市西区神出町)に車を駐車(無料)して登れば、片道30分弱の散歩で梅林に到着です。

撮影日)令和5年3月17日
撮影場所)神出神社梅林
撮影者)chacha

落ち椿の登り道

晴れ澄んだ日、神出神社からの眺めは素晴らしい。

神出の田園風景と遠くに淡路島、播磨灘、西神ニュータウンを見渡せる180度の眺望です。

神出神社梅林

神出神社にお詣りをすませ、少し下ると梅林です。

梅林には、ベンチがたくさん設置してあり、梅見をしながらのんびり昼食・喫茶することもできます。

雄岡山を背景に

梅花だけでなく、春を感じる草花が梅林一面に咲いています。

楽農生活センター

楽農生活センターの果樹園にも梅林があります。

神出神社梅林より少し早咲で、両方の満開時期を合わせるのは難しいかも。

撮影日)令和5年2月23日

撮影場所)兵庫県楽農生活センター

撮影者)chacha

錦秋の有馬

太閤豊臣秀吉が愛した有馬温泉。秋には、瑞宝寺公園や鼓ケ滝公園などで美しい紅葉が見られます。紅葉🍁と温泉♨️で身も心も癒してはどうでしょうか。

🍁 瑞宝寺公園

撮影日)令和3年11月12日
撮影場所)瑞宝寺公園
撮影者)chacha

公園入口(旧山門跡)

山門を通り抜けると、紅葉・黄葉の庭が広がります。

紅葉絨毯の園内散策

 太閤豊臣秀吉が「いくら見ていても飽きない」と誉めたたえたことから、「日暮らしの庭」とも呼ばれています。

赤黄の落ち葉で隠れた散策道

境内の紅葉

太鼓滝と黄葉

瑞宝寺公園の奥の登山道沿いに太鼓滝があります。
少し足を延ばし、滝の水音に耳を澄ましてみてください。

🍁 鼓ケ滝公園

鼓ケ滝の名称は、滝壺に落ちる水音が岩に反響して出る音が「鼓」のように響いていたことに由来します。

撮影日)令和3年11月19日
撮影場所)鼓ケ滝公園、元湯古泉閣
撮影者)chacha

公園入口周辺

川面に張り出す紅葉

滝に繋がる遊歩道

東屋に積もる黄葉

滝壺周辺

鼓ケ滝 白糸のような流れ

滝壺から溢れた水が、飛沫をあげて流れ下ります。

🍁 元湯 古泉閣

中庭の洗練された燃えるような紅葉。山の自然な紅葉とは一味ちがう?

湖畔の紅葉(再度公園・森林植物園)

六甲山の湖畔の紅葉を2か所紹介します。

いつも訪れる場所も、季節によって趣が異なりなす。紅葉の時期に訪れてはいかがですか。

🍁 再度公園 修法ケ原池

再度公園(ふたたびこうえん)は、春のツツジや秋の紅葉などを満喫できる憩いの場です。

再度公園内にある修法ケ原池(しおがはらいけ)の紅葉は絶景です。

池の周りには、ベンチやテーブルもたくさんあるので、のんびり時間の過ぎるのを忘れて紅葉を楽しんでください。

撮影日)2019年11月16日
撮影者)chacha

修法ケ原池の湖面も見事に紅葉してます。

湖畔の紅葉

園内の紅葉黄葉

紅葉のグラデーション

🍁 森林植物園 長谷池

森林植物園は、世界の樹木に出会えるだけでなく、季節によって、さくら、つつじ、しゃくなげ、あじさい等さまざまな草花を見ながら散策できます。特に長谷池の紅葉は秀麗です。

撮影日)2021年11月14日
撮影者)chacha

睡蓮の照映える

メタセコイア並木道

渓流・滝めぐり

六甲山系は急峻で普段水量は多くなく、また砂防堰堤が多数設置されていますが、それでも野趣あふれる素敵な渓流や滝もたくさんあります。

いずれも「近くにこんな風景があるなんて‼」と感動します。そのいくつかを紹介しますので、一度訪れてみてはどうでしょうか。

布引の滝

布引の滝は、中央区を流れる布引渓流(名水百選)にある雌滝(めんたき) 、鼓滝(つつみたき)、 夫婦滝(めおとだき) 、雄滝(おんたき) の4つの滝の総称です。

新神戸駅から遊歩道を徒歩20分ほど歩けば、すべての滝をみることができます。

布引の滝は、 平安時代の歌物語「伊勢物語」をはじめ、古くから宮廷貴族たちが和歌に詠むなど多くの紀行文や詩歌で紹介しており、 那智勝浦町の那智滝、日光市の華厳滝とともに三大神滝とされ、日本の滝百選にも選ばれています。

散策道には多数の歌碑もあります。歌碑を詠みながら散策してはどうでしょうか。

白布の流れ (雌滝)

撮影日)2021年8月27日
撮影場所)雌滝展望所
撮影者)chacha

瀑布雄滝

白布が岩壁を覆うように落ちていきます。

でも流れ落ちる水量は、上流の布引ダムで調整しています😅

撮影日)2015年7月20日
撮影場所)雄滝展望所
撮影者)chacha

五本松かくれ滝

布引貯水池(五本松堰堤)下の滝ですが、水量の多い時しか現れません。

撮影日)2022年5月13日
撮影場所)かくれ滝前遊歩道
撮影者)chacha

 五本松かくれ滝を少し登れば、布引貯水池(布引五本松ダム)です。布引五本松堰堤は、日本最初の重力式コンクリートダム(竣工1900年)で、2006年「布引水源地水道施設」の名称で国の重要文化財に指定されています。

満々と貯水する布引貯水池

逢山峡

北区下唐櫃へ流れる奥山川の渓谷で、六甲山中の渓谷としては水量が多く、夏場は水遊びや沢登り、秋は渓谷沿いの緩やかな遊歩道で紅葉を楽しむこともできます。

神戸電鉄有馬口駅から逢山渓を経てシュラインロードで六甲山上に行くコースがお勧めです。

緑の清涼

神戸電鉄有馬口駅から田園風景の広がる下唐櫃の集落を歩き、東山橋を過ぎた付近から川筋は渓谷の雰囲気に変わります。遊歩道から渓谷に降りるとこんな風景が見られます。

撮影場所)東山橋付近
撮影日)2019年7月7日
撮影者)chacha

猪顔のゴルジュ

ゴルジュとは、切り立った大きな岩壁にはさまれた狭い谷のことです。
ゴルジュの奥の滝は、猪の顔に見えませんか😜

撮影場所)東山橋付近
撮影日)2019年7月7日
撮影者)chacha

滝の滑り台

滝の右側の岩壁を登って(写真上部に見える 猪鼻橋から滝口にも降りれます) 、滝口から滝壺へ水流滑り台を楽しめます。

撮影場所)猪鼻橋付近
撮影日)2020年6月28日
撮影者)chacha

西山谷

 灘区渦が森団地の奥から六甲ケーブル山上駅へのドライブウェイの天狗橋付近を遡上する谷で、野趣あふれる18か所の滝が連なります。

 西山谷登山道は上級者向けでなので、多数の通過や単独は避けて、経験のあるリーダー同行での少数遡上が望ましいです。

清涼 大滝

撮影場所)西山大滝 (F7)
撮影日)2019年7月28日
撮影者)chacha

あなた一筋に…(愛情の滝)

細くて力強い一筋の滝を「愛情の滝」とは、良いネーミングですね。カップルで記念撮影を‼️

愛情の滝の巻道は、左右両方にあります。右側の巻道は、ザレた谷を登り途中から左の斜面に登ります。

撮影場所)愛情の滝(F17)
撮影日)2019年7月28日
撮影者)chacha

大池地獄谷

六甲山に「地獄谷」と呼ばれる谷は、大池、芦屋、大月に3か所あります。
大池地獄谷は、西裏六甲の静かで美しい極楽谷です。

 しかし、登山口にたどり着くのが大変で、神戸電鉄大池駅から市街地を迷路のように通り抜け、神港高校の野球グラウンドの脇道をくぐり抜け、阪神高速の高架を過ぎるとようやく登山口です。

 しばらく整備された登山道を歩き、沢歩きがはじまります。右岸・左岸へと何度も渡渉して小滝を登り、やがて地獄谷大滝にたどり着きます。谷から尾根筋へ木の階段を登り、ノースロードを経てダイヤモンドポイントに向かいます。ここで西裏六甲随一の展望を楽しみながら休憩(昼食)するのがお勧めです。

帰路は、ダイヤモンドポイントから地獄谷西尾根を通って神鉄大池駅に戻るか、六甲山上の前が辻に出て、シュラインロードを下り神鉄唐櫃駅もしくは記念碑台を経て六甲ケーブル六甲山上駅に向かうことになります。

木漏れ日

深い緑に覆われた渓谷に陽光が燦燦と降り注ぎます。

撮影場所)地獄谷堰堤付近
撮影日)2015年7月26日
撮影者)chacha

堰堤の滝と自然の滝

上記写真と同じ場所から撮影。
この小滝を登れば、大きなダムで行き止まり。でも左の巻道を登れば先に進めます。

撮影場所)地獄谷堰堤付近
撮影日)2018年10月8日
撮影者)chacha

地獄谷大滝

真夏の深い緑に滝が映え、涼しい‼️

撮影場所)地獄谷大滝
撮影日)2020年7月19日
撮影者)chacha

芦屋地獄谷

六甲山系でもっとも有名な渓谷で、しかも阪急芦屋川から1時間ほどで楽しめます。 特に、新緑または真夏の晴天時に水飛沫を浴びながら遡上するのがお勧めです。
上級者向けコースなので、初めての方は単独行での遡上は避けてください。

撮影場所)芦屋地獄谷
撮影日)2022年5月21日
撮影者)chacha

高座滝

阪急芦屋川から高級住宅街を30分位歩くと、芦屋ロックガーデンの入口にある滝です。

ここから中央陵を経て風吹岩、または奥高座の滝を経て荒地山、地獄谷を経て万物相・風吹岩に分岐します。

滝の横には神社があり、ここで安全祈願して、先に進みます。

地獄谷に入渓すると、こんな小さな滝がたくさん続きます。岩の階段を三点支持で足を滑らさないように遡上していきます。(普通の登山靴で大丈夫です。でも雨のあとは水嵩が増して、靴が濡れます。)

静かで幽玄な谷筋です。こんなところが、歩いて1時間もかかりません。

急で登れそうもない滝には、迂回道もあります。でも迂回道の方が急だったりして(笑い)

小便滝

ここまでくると、地獄谷の爽やかな渓流登りも終わりです。この滝を超えてクライミングの練習場として有名なA懸に向かいます。

石楠花谷

裏六甲の沢登りコースである石楠花谷です。

神鉄大池駅から大池テニス倶楽部の駐車場を目指し、そこから入渓します。
ゴルジュ、釜滝、ナメ床・滝、そうめん滝を経て、地獄谷西尾根に合流し、帰路はゴールデンポイントを経て六甲山上若しくは神鉄大池駅に下山します。う回路もあるので、沢装備がなくても遡上できそうですが、やっぱり清涼な水に浸かって遡上したいですね‼️

撮影場所)石楠花谷
撮影日)2020年8月23日
撮影者)chacha

入渓するとすぐゴルジュです。
水が澄んで冷たそう‼️
でもドボンはしたくないですよね。
こんな爽快な渓谷を遡上していきます。
二段の滝(釜滝)の中間にある大釜。
落ちたら這い出せませんね。
気持ち良いナメ床が続きます。
でも足を滑らさないように‼

そうめん滝

可憐で白糸のような細い落水が流れるので、別名「乙女の涙」とか。良いネーミングですね。

今日は、乙女の機嫌がよく、あまり泣いていないので、岩登りになってしまった。

ここを登れば地獄谷西尾根に合流します。

有馬四十八滝

大谷川の上流域で、六甲の主稜線に向けて、扇状に広がる支流にいくつもの滝があり、古くから「有馬四十八滝」と呼ばれています。

有馬から紅葉谷道を通って百間滝、七曲滝、似位滝、白石滝などへ行くことができます。特に冬場になるとこれらの滝が凍結し、「有馬氷瀑」として冬の六甲の風物詩となっています。

氷瀑を楽しむには、軽アイゼンは必携です。

七曲滝 氷瀑

撮影場所)七曲滝
撮影日)2021年1月10日
撮影者)chacha

百間滝

七曲滝から紅葉谷登山道へ戻り、そして谷をまた大きく降ります。途中、百間滝の滝口から滝壺を覗いて(足が滑って落ちそうで怖いですが)、さらに谷へ降ります。

今年の凍り具合は、半分くらい。

撮影場所)百間滝
撮影日)2022年2月6日
撮影者)chacha

似位滝

百間滝を少し奥に進むと似位滝があります。左の岩壁を登って滝壺に進みます。

地面が凍ってるので、滑ります。要注意 ‼️

撮影場所)似位滝
撮影日)2022年2月6日
撮影者)chacha

上段の滝の氷具合 滝壺は凍っていませんでした。

帰路は来た道を戻るのではなく、この谷筋をそのまま白石谷出合に向かって降りるのがお勧めです。

  

JR福知山線廃線敷(武庫川渓流)

武庫川の渓谷沿いに続く約4.7kmの廃線敷。

桜🌸や紅葉🍁のシーズンには多くのハイカーで賑わいます。

 

JR福知山線生瀬駅を下車し、国道175号線を三田方面に進み、中国縦貫道の高架橋を過ぎた地点に廃線敷入口があります。

廃線敷に入ると、武庫川渓流を眺めながら、6つのトンネルと3つの橋などの鉄道遺構を楽しみます。

廃線敷地内は、通行者の自己責任です。

終点は、武田尾駅。

少し足を延ばして、武田尾温泉♨️に寄ってはいかがでしょうか?

撮影場所)似位滝
撮影日)2023年3月25日
撮影者)chacha

ユキヤナギと渓流
長尾山第一トンネルを通り抜けた辺り