日時:12月26日(木)~12月27日(金)
参加者:男性2名 女性2名 計4名
コースタイム:[1日目]有明駅7:55=タクシー=宮城ゲート8:10~観音峠9:40~12:10中房温泉 [2日目]中房温泉6:50~7:50第1ベンチ7:55~第2ベンチ8:30~9:15第3ベンチ10:05~2100m地点(折り返し)10:15~10:30第2ベンチ10:40~第1ベンチ11:00~11:50中房温泉12:20~観音峠13:45~15:00宮城ゲート15=タクシー=15:30穂高駅
事前の予報で気圧の谷の東進により冬型の気圧配置が強まる方向であったので、風雪が強い場合は撤退覚悟で燕岳山行を決行した。雪山登山のスキルは雪山でない向上とできない。 初日、中房温泉までの13kmの林道にはたいした積雪もなく拍子抜けだったが、早々に宿に到着したのでゆっくり温泉で寛いだ。翌日には宿の周りにも数センチの積雪があり、燕山荘あたりは吹雪とのことだった。早めに宿を出発してツボ足で合戦尾根の急坂を登るが、重い荷物が堪える。それでも時々雪景色を楽しみながら第3ベンチを越え2100mまで行ったところで出会った下山者の情報により、安全を優先し引返すことにした。下りもツボ足だったので滑り易い道のりだったが、雪と戯れながらかなり早く下山し、タクシーの時間やJRチケットの変更により、22時過ぎには無理なく神戸に帰ってくることが出来た。 今回、登頂こそ断念したが、傾斜のきつい雪道や重い荷物に慣れるなど雪山の経験値を上げることに加え、山奥の秘湯にゆっくり浸かることも出来てとても満足のいく旅であった。
[1日目]有明駅からタクシーで宮城ゲートに向かうが、意外にも雪がまったくない。20分ほどで宮城ゲートに到着、そこから13kmの林道を進みながらだらだらと800m上る。
まだ雪はまばら。
昼過ぎに着いたので夕食まで時間はたっぷり。
[2日目]燕山荘は吹雪との情報を得て途中引き返す覚悟で7時前に出発。いきなりつづら折りの急坂を上りきると深い雪の世界。これぞ雪山。風もなく、サラサラの雪を踏みしめながら歩くとまた急登。この繰り返しに重い荷物もあいまって徐々に疲労が蓄積。これが雪山。立ち止まり見渡すとモノトーンの幽玄な世界が広がる。まさに雪山。
その後また急登。
をみごと回収。やったー!
2000mに近づくと時折冷たい風を感じるようになり、第3ベンチを越え2100m付近の差し掛かったところで燕山荘からの下山者から、森林限界超えると積雪が深くトレースもないとのこと。タフなラッセルが必要であり、体力の消耗と大幅な遅れが予想されたため、ここで引き返すことを決断。
が、次第に慣れるてくる(?)
タクシー手配後、宮城ゲート目指す。
林道は積雪により昨日から様変わり。
滑らないよう適度な積雪の場所を歩く。
いや、まだ神戸まで帰らなくちゃ。
宮城ゲート到着後、数分してやってきたタクシーで穂高駅に向かい、温かい山菜そばをすすって電車に乗り込む。松本駅でジパングの切符に変更し、タイムリーに電車を乗り換えながら神戸に無事帰着。各メンバーの俊敏な判断と行動でスムーズに山行を終えることが出来た。