日時:2020年8月1日(土)~8月6日(木)
参加者:男1名 女3名
コースタイム:
8/2(日)曇り 冷水登山口7:55~9:25冷水小屋~11:05札幌岳~13:00冷水小屋~14:25冷水登山口
8/3(月)雨のち曇り 7合目ヒュッテ7:40~8:15東山~9:05西山~10:05北峰~12:10風不死岳~14:00外輪分岐~14:357合目ヒュッテ
8/4(火)雨のち曇り 登山口8:15~8:30見返り坂分岐~9:55ニセコアンヌプリ~10:25南峰~12:09登山口
8/5(水)雨のち曇り 登山口5:55~8:10五合目~11:05真狩岳~11:15羊蹄山~(お鉢巡り)~13:05九合目分岐~16:30比羅夫登山口
北海道登山は、札幌市内から車で1時間ほどの所にあり眺望が良いので人気の山、札幌岳から始めた。よく手入れされたカラマツ林の登山道は渡渉にも木の板が架かってある快適な森林歩きがしばらく続いた。標高900mの冷水小屋を越えると根っこやぬかるみのある急登が始まり、登ること1時間半で山頂に到着。生憎羊蹄山方面は真っ白。期待した眺望もなし。下山時に冷水小屋そばに流れる山からの水でのどを潤し元気をもらいルンルン下山した。
水分をいっぱい含んだ濃い霧の中を7合目ヒュッテからスタート。45分ほどで樽前山東山に到着。霧と汗で濡れた体に風が追い打ちをかけて寒い。景色も全く見えないので早々に西山に向かう。樽前山神社奥宮を経由して外輪山を40分ほど歩いて山頂に到着。ここも早々に退散する。砂礫の山肌にイワブクロやイワキキョウハハコグサなどが群生していて景色のない登山を癒してくれた。外輪山西コースを北山に向かうと目を見張った。ヒカリゴケのような黄緑色の苔が岩肌いっぱいに広がっていた。風もなく体も温まってきたので昨日地元の人に勧められた風不死岳に向かう。歩き始めて間もなく山容は一変してシダの群生する密林のような風景になった。クサリやロープが設置された直登に岩場を数か所、偽ピークを幾つか越え2時間ほどようやく山頂に到着。オプションのこの山の方が時間がかかり展望もなかったが面白い名前の山に「来てよかったね」がみんなの感想であった。
出発時から小雨。宿から歩いてほどなく登山口に。ぬかるみが多く足の置く場所探しに苦労する。エゾノマルバシモツケソウ、オトギリソウがあちこちに咲いていた。ちょっと開けた風当たりの強いガレ場こそあったが1時間半ほどで避難小屋のある山頂に到着。南峰までの道は細いうえにハイマツが生い茂り足元が全く見えない。30分足らずで南峰山頂へ。後はただただ下りて1時前に宿に帰って温泉でホッとした。
昨夜に合流した利尻岳組と一緒に今回のメイン羊蹄山へ。登り始めて10分ほどで雨。30分もしないで上がり3合目では雲の切れ間に薄日が差すこともあったが晴れとはいかなかった。5合目からは滑りやすい急登となった。森林限界を超えるとお花畑が広がっていた。外輪山に差し掛かると風が汗で濡れた体を冷たくした。山頂は全く展望はなかったが登頂はやっぱり感動!岩場のお鉢巡りは結構時間がかかった。9合目からの下りは登りと同じルート、足も着かれていたので滑りやすい箇所が多く神経を使った。11時間と長かったが百名山に登頂した満足感は十分にあった。本来は幌尻岳と羊蹄山の2座登山が目的だったがコロナのため幌尻岳は行けず。代わりに展望の良い人気の山を選んだのに天候に見放され全く無展望の山旅となってしまった。これも一つの思い出!