夏山修了山行:花の山 霊峰白山

2022夏山登山教室修了山行のひとつは、花の山そして日本三大霊山の白山です。

新型コロナ感染拡大と全国各地での災害級の雨で開催が危ぶまれましたが、大雨の間の晴れ模様で車2台に分乗し白山に向かいました。途中、白山登山の登拝道(越前禅定道)の起点である平泉寺白山神社で安全登山を祈願し、白峰温泉に前泊。翌日、市ノ瀬でシャトルバスに乗り換え、別当出合から砂防新道を登り室堂センター宿泊し、観光新道を下って別当出合に降りてくるコースです。

大雨に見舞われることなく、覚え切れない位の可憐な花々に出合い、御前峰山頂で荘厳な夕焼けを堪能することができました。

日 程:令和4年7月16日(土)~7月18日(祝)

参加人数:男性5人、女性6人、計11名

行 程:

7/16 神戸市内各所=9:30若狭舞鶴道西紀IC(集合)=(中部縦貫道永平寺参道IC下車)=(永平寺・平泉寺白山神社・福井恐竜館を見学)=白峰温泉(宿泊) 

7/17 白峰温泉6:10=6:20市ノ瀬=(バス)=6:50別当出合7:40~中飯場~甚之助避難小屋~12:30黒ボコ岩~13:25白山室堂(自然観察会に参加し、夕食後に御前峰登頂)

7/18 白山室堂7:05~黒ボコ岩~8:30殿ケ池避難小屋8:50~10:05慶松平10:20~11:45別当出合12:40=(バス)=13:00市ノ瀬=(福井市内で入浴)=21:40神戸谷上駅(解散)

別当出合~(砂防新道)~黒ボコ岩

 市ノ瀬からシャトルバスで移動中に大雨が降りだし、別当出合でしばらく雨宿り。ようやく雨も止み、レインウェアに身を包み、大きな鳥居をくぐり、長い吊り橋を渡って砂防新道を進みます。

登山道は整備されて歩きやすく、中飯場、甚之助避難小屋ともトイレが綺麗で安心して歩けます。

甚之助避難小屋を過ぎ、黒ボコ岩までの十二曲がりは視界も開け、しかも可憐な花々が満開🥰で、なかなか先に進みません。

十二曲がりのお花畑

黒ボコ岩~弥陀ケ原~白山室堂

十二曲がりの急坂を花を楽しみながら進むと、大きな黒ボコ岩に到着。

少し疲れましたが、お花畑の感動に気持ちがハイになって、黒ボコ岩によじ登り記念撮影です(危ないですよ)。

黒ボコ岩から先は、弥陀ヶ原の長くて緩やかな木道を通って、宿泊地の室堂センターへ。木道沿いに、コバイケソウの群落とハクサンイチゲやクロユリが見られます。

白山室堂~御前峰山頂(白山神社奥宮)

室堂到着時には、ガスッて御前峰が全く見えません。

しかし、夕食中に晴れ間が見えてきたので、山頂からの夕日を眺めるために、奥宮祈祷殿の裏から整備された自然観察路を通りハイマツの隙間を縫うように山頂を目指します。

御神体の白山(御前峰)と白山神社奥宮祈祷殿
天空のお花畑

山頂での夕暮れ

白山室堂~(観光新道・越前禅定道)~別当出合

 御来光の1時間前、奥宮の宮司さんが鳴らす太鼓を合図に御前峰を目指して登り始め、頂上で宮司さんの音頭により万歳三唱をし、御来光を祝うのが、恒例行事。

しかし、この日は太鼓は鳴らず。
計画では、山頂で御来光を眺め、翠ケ池や千蛇ケ池などのお池巡りをして室堂センターに戻って朝食をするはずでしたが、今朝は朝食の6時まで朝寝坊。
昨日ピークハントしてるので、計画変更して、室堂から直接下山する ことに。

霧の中、弥陀ケ原の木道を通り、黒ボコ岩の分岐を観光新道(越前禅定道)を直進します。殿ケ池避難小屋までの登山道(真砂坂周辺)は、ニッコウキスゲとイブキトラノオの大群落。こんなに真近に見たのは初めて😍
でも小雨でゆっくり鑑賞できず、先を急ぎます(残念)
途中、小さな雪渓も渡ります。

ニッコウキスゲとイブキトラノオ

別当出合への分岐、慶松平まで来るとようやく小雨も上がりました。

慶松平から別当出合は、雨で滑る荒れた急坂を下ります。(今回の山行で一番の難所です)。しかも2日間の歩行で、膝と太ももがパンパンで、降りるのが辛い。

アジサイやノリウツギが見え始めると登山道も緩やかになり、別当出合ももうすぐです。

別当出合に、無事下山。

女性陣は、余裕の下山のようで、吊り橋で楽しかった山行を振り返り祈念撮影。(私は、脚腰が限界で全く動けません)

またこの時期に来て(天気の良い時に)、満開の花々と山容、御来光を見に来たいです。

花の山 白山 最高です。


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