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  • 夏山登山教室実技Ⅲ 荒地山

    2022年5月29日(日)晴れ

    参加者:男11名 女23名 計34名

    コースタイム:阪急芦屋川9:00~山芦屋公園(講義)10:00~10:40鷹尾山~11:50トカゲの広場(昼食)12:30~(岩梯子)~13:18荒地山(地図読み)~15:30山芦屋公園

    真夏日の陽射しの下、6班にグループ分けして出発。山芦屋公園で今日の予定説明と地図読みの勉強から始まりました。他の登山会のグループも沢山いて公園は密密でした。

    今日の講習は地図読みです。まずは「地図読みテキスト」に沿って、地図や登山に用いる用語の勉強、コンパスの使い方、正置の仕方などの説明を受けた後各人が地図とコンパスと苦闘。一通りしたところでコンパスが示す方向に向かって出発です。

    城山から鷹尾山へ、木陰に着いたら水分補給をしてホッとします。

    岩場梯子からは岩場の上り下りの練習です。混雑を避けて岩梯子を登るのを回避して横の岩場を登りました。これがけっこう曲者でしたが何とかトカゲの広場に到着。まずは空腹を満たして、ザックをデポして登った岩場を下りました。岩梯子まで到着したけれど先客でしばしウエイテング。身軽だと七兵衛嵓の登りもスイスイでした。
    下山は中央稜を講座の滝まで下りました。いつもと勝手が違い下るのは結構手ごわい所もありました。
    無事に岩場訓練も終了です。びっしょりの汗の量と同じくらい多くのことを学びました。みんなの笑顔が今日の収穫を物語っていますね。
    トカゲの広場で1班
    2班
    3班
    4班
    5班
    6班
    荒地山頂上にて集合

  • 夏山登山教室実技② 高御位山

    日程:2022年5月22日(日) 晴れ

    参加者:男10名、女22名 計32名(うち一般参加者 男2名、女4名 計6名)

    コースタイム:9:00鹿嶋神社駐車場9:20~9:40展望台(講習)10:00~百間岩(講習・昼食)12:30~高御位山山頂14:00~(馬の背)~15:40鹿嶋神社駐車場(解散)15:50

    第2回目の実技講習は、「岩場の歩き方、ロープワーク訓練」をテーマに高砂市の高御位山(播磨アルプス)での講習です。

    総勢31名の参加者を5班に分けて、鹿嶋神社から百間岩を経て高御位山山頂で折り返し、馬の背を鹿嶋神社に下るというコースです。5月下旬にも関わらず、非常に暑い実技訓練になりました。

    講習 (展望台 百間岩)

    座学講習

    鹿嶋神社の境内を少し登った展望台で、山と渓谷社の「縦走登山」を使って、「岩場の歩き方」を講習。講師の説明が学校の先生のように見事で、わかりやすかった。

    別資料で、事故をおこさないために(不安な気持ちを支えてくれる精神安定剤としての)「ロープの結び方、使い方」を簡単に説明。

    百間岩での歩行訓練

    ザックを置いて空荷で急な岩壁を登ります。先導者の後に続いて(岩の凹凸を探しながら)、岩肌に靴のグリップを効かせ、体を鉛直にして登ります。登りは比較的簡単に登れます。

    しかし、下り斜面は上り斜面よりきつく感じられ、初めは足が竦みなかなか鉛直に立てません(ヘッピリ腰になってしまいます)。でも下部になると慣れてきます。

    次にザックを背負い百間岩を登ります。ザックを背負うと少し感じも変わり、きっと下りだと一層恐怖心が増すのだろうなあ。

    ロープワークの訓練

    百間岩の少し先の鉄塔付近の斜面に移動。

    各班ごとに分かれ、シュリンゲを使った「簡易チェストハーネス」、安全確保の基本である「エイトノット」「プルージック」を個別に伝授。

    その後、プルージックを使ったトラバース、斜面下降を実演指導。しかし、実演中にトラブルが‼️

    今回の教室での最大の教訓は、岩場では、必ずヘツメットを着用することです。

    それと、神社の背山(神域)を山行するときは、神社の本殿を素通りすることなく、無事下山の安全祈願のお参りをすることかな(笑)

    実技講習終了後、鉄塔付近で各班に分かれて、昼食です。

    高御位山山頂を目指して

    昼食を済ませ、講習で習ったことに留意しながら、高御位山山頂を目指して、岩場の尾根を登ったり降ったりします。

    熱中症には要注意

    高御位山の尾根は、木陰がほとんどなく太陽が照らし、しかも岩に太陽熱が照り返します。そよ風が吹けば、立ち止まって熱くなった体を冷やし、また、登り坂を上りきると、立ち休憩をして細目に水分補給を行います。

    それでも、3名程が、初期の熱中症状を自覚したので、木陰に残ってもらい、しばらく安静にして体を冷ましてもらいました。

    このように自分の体調の変化を自覚し、無理をせず休憩をとることが大事です。

    それにしても、5月下旬にも関わらず、恐るべし高御位山。(夏場は登れませんね)

    高御位山山頂(高御位山神社)にようやく到着。眼下に高砂の市街地や瀬戸内海も見渡せる絶景が。
    神社の軒先を借りて後続の班を待ちます。長め(眺め)の休憩です。

    馬の背 (鹿嶋神社へ下山)

    高御位山山頂で折り返し、登ってきた尾根を下ります。熱中症対応で木陰で休養してた人も無事合流しました。さらに進み、途中の分岐で鹿嶋神社を目指して馬の背を下ります。

    馬の背は、百間岩ほどの傾斜ではありませんが、岩場の尾根(切り立った尾根ではありません)を真っ直ぐに下ります。

    疲れ切った体、特に膝には応えます。 下山時の事故には要注意‼️

    喉がカラカラになって、鹿嶋神社駐車場に無事到着。

    帰宅後のビール🍺が旨い‼️

    第2回夏山登山教室の参加者

    みなさん、ご苦労さまです。

    写真は、百間岩での集合写真です。なので、まだみんな元気な顔してますね。

    次回の夏山登山教室は、5月29日(日)芦屋市荒地山で、「難所歩行、地図読み」です。次もがんばりましょう‼️

    1班2班3班
    4班5班??覆面美女たち

  • 夏山登山教室実技① 摩耶山

    日 程:2022年5月15日(日) 晴れ

    参加者:男13名、女27名、計40名(うち一般参加者:男2名、女6名、計8名)

    コースタイム:新神戸駅9:00~9:10砂子橋広場(講習)9:45~(黒岩尾根)~13:20摩耶山掬星台(講習)13:50~(山寺尾根)~15:20護国神社(今後予定・解散)15:30

    神戸カタツムリの会 恒例の夏山登山教室が始まります。

    第1回目の実技講習は、「山での歩行技術、ザックの背負い方など」をテーマに摩耶山の黒岩尾根を登って、山寺尾根を降る少しハードなルートです。

    初回の教室は、一般参加者8名を含め総勢40名が参加し、6班に分けて山行しました。

    夏山登山教室実技は、全部で6回あり、今後もテーマを決めて、7月の修了山行を目指します。

    〇 講 習

    新神戸駅北の砂子橋広場で、山と渓谷社の「縦走登山」をテキストにして、まず、「歩行技術とパーティー行動とマナー」の講習です。日頃の反省点を踏まえた講師の説明に納得です🤔。

    講習後に準備体操を行い、班ごとに順次出発‼️

    摩耶山掬星台で、コーヒーブレークしながら、「ザックの背負い方」などの講習です。先輩のパッキングの工夫に感心🤗

    〇 新神戸~布引~黒岩尾根出合

    前日までの雨の影響で、布引の滝は水量が多く、また新緑に映えて壮観です😍。

    雄 滝五本松かくれ滝

    布引貯水池

    満々と水を貯め、湖面が穏やかなので、新緑の樹々が湖面に映えます。

    市が原周辺の登山道に沿って、ツルニチソウがたくさん咲いてます。

    〇 黒岩尾根

    きつくて長い登り階段・坂が続きます🥵。

    黒岩尾根登山道では、薄紫のヤマツツジがたくさん咲いていましたが、時期が少し遅かったためみんな縮んでいました。でもこれはきれいに咲いてます。

    黒岩尾根を登りきると、絶景が。この眺めをみると疲れが吹っ飛びます。ここで明石海峡を眺めながら昼食です。でも狭い登山道で場所の確保は大変です。

    ここを過ぎると、なだらかなで広々とした気持ちの良い登山道が摩耶山頂まで続きます。

    摩耶山への途中、深紅のヤマツツジが見事に咲いていました。前日の雨で、満開の花びらが落ちてしまいましたが、地面でも満開の花びらを咲かせてます。

    〇 山寺尾根

    掬星台からすぐに急な岩階段が始まります。これが膝に堪えます😫。足を滑らせたり、木の根を踏んだりしないように慎重に慎重に‼️

    〇第1回教室参加者

    みなさん、お疲れさまでした😊。次回、高御位山もがんばりましょう‼️

    1 班(五本松堰堤にて)2 班(布引雄滝にて)3 班(布引雌滝にて)
    4 班(摩耶山頂にて)5 班(摩耶山頂にて)6 班(摩耶山頂にて)


  • クライミング技術向上②(北区 妙号岩)

    5月8日(日)晴れ

    コースタイム:9:00神鉄鈴蘭台駅~9:30妙号岩(クライミング)11:55昼食12:20~15:00~15:40コーヒータイム16:05~16:30神鉄鈴蘭台駅

    参加者 男性2名 女性5名

    今回はまず前回教わったエイトノットの結び方の復習。色違いのロープでの結ぶのでより丁寧に確実なエイトノットを結ぶ事ができました。(大事な基本です)

    午前中はエイトノットの復習とクライミングを楽しみました。

    お昼からはランニングビレイに懸垂下降。

    より安全で楽しいクライミンとなるように手がかり、足がかりを確認しトラバースで体重移動の練習をして岩を楽しむなど濃密な講習会となりました。

    懸垂下降では確保器とエイト環との2種類での下降を楽しみました。


  • クライミング技術向上①(北区妙号岩)

    日 程:令和4年5月5日(祝)晴れ

    コースタイム:神鉄鈴蘭台駅9:00~9:20妙号岩登山口(講習)10:00~10:05妙号岩(実技講習・昼食)15:00~15:20親水公園(休憩)16:00~16:10神鉄鈴蘭台駅

    参加者:男性4名、女性6名 計10名

    北区石井ダムの妙号岩で、初級トップロープクライミング講習会クライミングは全く初めての会員も参加しています。

    まず、妙号岩登り口で、クライミングの基礎知識や三点支持などの講習です。

    妙号岩での実技講習では、岩壁の窪みや割目に手足を確保して登り、下りはロワーダウン。いずれも初めての技術ばかりで、怖くて悪戦苦闘。しかし、講習修了時には、登り降りができるようになり大満足です。

    妙号岩登り口(クライミングの基礎知識)

    資料を使って、クライミングの基礎知識を勉強。岩登りの注意事項とマナー、装備、三点支持、8の字結び など

    はじめてクライミングシューズを履いて、道路擁壁でのトラバース体験。進行方向の足腰に体重を荷重して平行移動。シューズがきつくて指先が痛い。これでジャストサイズなの?

    妙号岩(実技講習)

     妙号岩は、高さ55mの岩壁で、「南無阿弥陀仏」の妙号が1.2m各の大きさで彫られています。約150年程前に旅人の安全を祈った僧が彫ったそうです。

    この岩壁を登るとバチが当たりますよ(実技指導はこの隣の岩壁です)😅

    まず、リーダーのちー坊が、トップロープを張りに、岩壁をスイスイ登っていきます。手懸かり足懸かりもないのに何で登れるの??でもトップロープのおかげで、後の人は安全に登り降りできます。

    トップロープを3本張り、3か所に分かれて実技指導(マンツーマン指導です)。いつもは他グループもこの岩壁で訓練していますが、今日は当会が気兼ねなく独占使用です🥰

    8の字結び。

    クライミングで直接命に関わる最も重要な基本的技術の一つです。

    うまくハーネスに結べません。

    でも先輩が根気強く笑顔で教えてくれます。

    「ビレイ」とは、ロープクライミングするクライマーの安全確保のことです。またその安全確保する人のことを「ビレイヤー」と呼びます。このビレイヤーがクライマーの安全確保と実技指導を行います。

    岩の窪み、割れ目など手懸かり、足懸かりを探しますが、なかなか見つからず立ち往生。 しかも怖くてどうしてもカニのように岩壁にへばりついてしまいます。 さらに片足に全荷重して立ち上がることが上手くできず、ついつい腕で登ってしまいます。

    ロワーダウン。

    体をロープに預け、へっぴり腰にならないように足裏全体で岩壁を踏ん張り降下します。
    でも、怖くて怖くて始めの1歩がなかなか踏みだせません。

    何度か繰り返すと上手く下降できるようになりました。

    講習も無事終了し、笑顔の記念撮影。

    妙号岩を下山後、親水公園でコーヒータイム。

    皆、充実した講習に大満足です。
    5月8日のpart②も頑張ります。