日時:2021年9月12日(日)~9月16日(木)
参加者:男2名 女2名
コースタイム:
9月12日:上高地バス停13:30~13:38河童橋~14:32風穴~16:03岳沢小屋
河童橋を過ぎたあたりで猿の一群の歓迎を受ける。赤ちゃんを抱っこしたママ猿も木道の上を悠然と歩いていた。そんな平和な景色も間もなく打ち消された。穂高を象徴する岩場が現れ出したが行く実からの本の序曲にしか過ぎなかったが・・・。小屋はコロナ対策で窓が開けっぱなしなので寒いことこの上なし。
河童橋にて
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木道を散歩する猿たち
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初日の宿・岳沢小屋
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9月13日:岳沢小屋5:30~8:40紀美子平~9:25前穂高~13:30奥穂高~14:45穂高岳山荘
スタートから岩峰歩き。早速鎖や鉄梯子が現れる。紀美子平に着きホッとする。ザックをデポして前穂高へ。風が寒かったけれど360度の眺望を堪能。そしてまた岩場の上り下り。女、子供でも登れるようにと今田重太郎さんが整備した道だがその苦労を噛みしめながら歩いた。
重太郎新道の岩場
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早速鉄梯子が現れました
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岩梯子のような登り
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紀美子平に到着
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前穂高山頂にて
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涸沢岳から奥穂高岳への険しい稜線
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遥か彼方に富士山が
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これから歩く岩峰
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ライチョウが道案内
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ここにもう1羽
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奥穂を登る
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奥穂高山頂にて
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笠ヶ岳の雄姿
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9月14日:穂高岳山荘5:30~5:48涸沢岳~9:15北穂高岳~13:00長谷川ピーク~15:44南岳小屋
さあ、今回のハイライト。急峻な涸沢岳、大キレットと超難易度の岩場のオンパレード!垂直の岩場下りでは一瞬足がすくむ。涸沢岳のこれでもか、というほどの岩場の襲来に慣れたのか大キレットは「もう過ぎたの?」という感じだった。スタンスの大きい飛騨泣きも鉄ピンが打ってあって私のコンパスでもなんとか下りられた。でも気づいたら指先が岩で切れていた。
今日のハイライト
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穂高岳山荘が眼下に
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さあ、岩峰の涸沢岳に挑戦です
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鎖をつかんで急降下 |
登ったり下ったり
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痩せ尾根です
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次の頂・北穂高岳へ
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下は深く切れ落ちてます
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槍ヶ岳が待っています
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ガラガラと落ちてきそう |
岩梯子の連続
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北穂高山頂
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大キレットの始まり
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鉄のピンに足をのせて
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槍ヶ岳のような鉄梯子
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飛騨泣きをクリアー
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大キレットの難所・長谷川ピーク
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ピークでちょっと一休み
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一見きれいな稜線ですが・・
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9月15日:南岳小屋5:30~5:50南岳~7:40中岳~8:45大喰岳~10:00槍ヶ岳山荘~11:00槍ヶ岳~11:22槍ヶ岳山荘~14:02千丈沢乗越分岐~16:20槍平小屋
岩峰巡り最後の日。フィナーレは北アルプスの名峰槍ヶ岳だ。今日も良い天気、心も踊る。まずは南岳、中岳、大喰岳と3000mを越える3つのピークを越す。どのピークからも歩いて来た岩峰の稜線、これから目指す槍ヶ岳が望めた。昨日のような急峻な岩場もないので心も軽く歩けた。そしてあこがれの槍ヶ岳。前に来た時はガスっていたが今日は余るほどの陽を浴びて山頂直下の梯子がキラキラと輝いていた。山荘にザックをデポして名峰に挑む。平日のためた人も少なかったので登り易いルートを山頂へ。山頂でもたっぷり時間をかけて展望をお腹いっぱい堪能した。ここまでは幸せいっぱいだったが槍平小屋までの下山道に落とし穴があった。長いザレとガレ道でついに足に来てしまった。左ひざの裏が痛くて思うようにスピードが出ない。予定時間を大幅に過ぎて槍平小屋に到着。
名峰槍ヶ岳を目指して出発
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昨日歩いた岩峰群と南崖小屋
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南岳山頂
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後方に登ってきた南岳が
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稜線の向こうに中岳、大喰岳、そして槍ヶ岳へ
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中岳
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大喰岳
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槍ヶ岳山荘と主峰槍ヶ岳
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山荘前のテラスでお昼休み
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山頂に続く梯子が太陽に輝いていました
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さあ!続くぞ
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![DSCF2590[1]](https://kobekatatumuri.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2021/09/DSCF25901-150x150.jpg) |
最後の岩峰・槍の穂先に到着
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穂先に届け~<はずがない>
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槍平小屋への長いガレとザレのジグザグ道を下る
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9月16日:槍平小屋6:25~7:44滝谷避難小屋~11:46新穂高ロープウェイ駅
足の調子がいまいちなのでゆっくりと下山。ゴツゴツ石の沢歩きは足にきつかった。新穂高温泉からバスで中の湯迄移動してやっと温泉につかり5日間の疲れを癒した。温泉につかりながら憧れの山々を踏破した満足感に浸った。素晴らしい卒業山行になった。
最後の朝です
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いくつもの沢を越えて
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高座の滝にもある藤木九三のレリーフ
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近道は歩き難い道だった
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