秘境秋山郷の三座(鳥甲山・佐武流山・苗場山)を登る

2023年8月5日(日)~8月9日(水)

参加者:男2名 女3名 計5名

8月6日(月)快晴・鳥甲山

ムジナ平6:10~9:17白嵓ノ頭~11:08鳥甲山~赤嵓ノ頭~15:30屋敷登山口

新潟県と長野県にまたがる中津川沿いの地域で日本の秘境100選の一つ秋山郷の三座を登って来た。初日は鳥甲山。登山口からすぐに急な直登が始まり汗が滝のように流れた。杉やブナ林の中を汗が流れるに任せてとのかく足を動かした。痩せた尾根道に到着しても万仏岩、白嵓ノ頭、鳥兜山頂、赤嵓ノ頭とカミソリ岩や鎖場などを越えながらいくつものアップダウンを繰り返し最後は滑りやすい急な坂道をこれでもかというくらい下りやっとのことで屋敷登山口に到着するもそこから駐車場まで6㎞も歩かなければならなかった。直線距離で僅か8㎞なのに9時間半もかかった。

8月7日(火)晴れ・佐武流山

ドロノ木平登山口5:59~11:08ワルサ峰~13:20佐武流山~14:49ワルサ峰~18:34ドロノキ平登山口

2座目の佐武流山は鳥甲山に輪をかけてきつい山だった。藪漕ぎや大きな倒木や根っこの塊をいくつも越え、長~い林道歩きの後に檜俣川の渡渉点に。橋は無く2本のロープが渡してあった。水量はそれほど多くなく深さも足首まで位だったのでロープをもって渡ったがやっぱり靴の中に水が入ってしまった。コメツガの茂る急登を登り悪沢峠に来てやっと苗場山が望めた。苗場山方面への分岐点から急登を70分ほどの登りやっと山頂に到着するもガスっていて眺望ナシ。ピストンで戻ったが帰り道はうんざりするくらい遠かった。宿の主人曰く「あの山は玄人好みの山なので整備もあまりしてない」とのこと。おまけに熊の巣もあるらしい。後から聞いてゾッとした。

8/8(水)晴れ・苗場山

子赤沢三合目登山口6:20~9:47苗場山神社~10:31苗場山山頂10:47~14:50三合目登山口

三座目は百名山の苗場山。さすが百名山、標識も登山道もしっかり整備されていた。行き交うハイカーも多く昨日までの二座とは雲泥の差である。いくつもの鎖場を越え木道に出てホッとするもまたすぐ大きなゴツゴツ岩の連続、そしてやっと苗場山を象徴する広大な湿原に出た。青空と点在する池塘、その間に木道を直す資材を運ぶヘリコプター、絵のような絶景だ。展望台からは火打山、妙高山、日本海に浮かぶ佐渡島、疲れを吹き飛ばしてくれる眺望があった。秋には草紅葉で染まるであろう景色を目に焼き付けて下山。

3泊お世話になった<ヒュッテひまわり>


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