後立山連峰縦走(針ノ木岳・五竜岳・唐松岳・不帰嶮)

日時:8月6日~8月10日

参加者:男性2名 女性3名 計5名

コースタイム:  [1日目] 信濃大町駅6:15(バス)=扇沢駅7:10~大沢小屋8:50~橋9:45~雪渓~12:20針ノ木小屋13:30~針ノ木岳14:15~14:50針ノ木小屋(泊)  [2日目] 針ノ木小屋6:00~大沢小屋8:25~9:40扇沢駅(バス)=大町温泉(バス)=信濃大町駅(JR)=神代駅~民宿(泊) 

[3日目] 民宿~エスカルプラザ(ゴンドラ)=白馬五竜アルプス平7:45~小遠見山9:20~大遠見山10:20~西遠見山11:15~白岳12:30~五竜山荘13:00~五竜岳14:25~15:20五竜山荘(泊)  [4日目]五竜山荘5:35~大黒岳6:40~牛首8:05~唐松岳5:50~不帰嶮(二峰南峰)9:40~不帰嶮(二峰北峰)10:10~不帰嶮(一峰)11:10~不帰キレット11:30~天狗の大下り12:50~天狗の頭13:30~13:45天狗山荘(泊)  [5日目]天狗山荘4:00~鑓温泉小屋6:15~小日向のコル8:00~9:20猿荘荘(タクシー)=9:55白馬駅

当初の計画は、山小屋5泊で針ノ木岳から白馬岳までの後立山全縦走でしたが、針ノ木岳登頂後、荒天により一旦下山し、五竜岳から再開したものの、最終日にまた荒れ模様となったため、白馬三山踏破を断念し、天狗山荘から鑓温泉を経由して猿倉に下山しました。初日の針ノ木雪渓から、いくつもの急登、険しい岩場の上り下り、下山時の雪渓トラバース、増水した沢の渡渉や沢と化した登山道など多様な難所、悪条件ではありましたが、立山・剱岳を眺めながらの快適な稜線歩きの楽しさと岩壁のスリルは風雨の中の苦行を補って余りあるものでした。

[1日目] 前泊した信濃大町からバスで扇沢へ。あいにくの雨模様の中、レインウェアを着て針ノ木岳登山口からスタートし、日本三大雪渓の一つとされる針ノ木雪渓を登る。針ノ木峠では風も強まったが、針ノ木岳山頂の往復には支障はなかった。

[2日目] 前線の南下により大荒れの天気が予想されたため縦走を断念して下山。昨日からの雨で沢が増水していたが、何とか渡渉できた。大沢小屋の番人さんから勧められ大町温泉に立ち寄り、身体も気分もすっきり。JR神城駅で犬の駅長に挨拶して民宿へ。

[3日目] まずまずの天気の中、ゴンドラの終着駅のアルプス平(標高1530m)から登山開始。リフトには乗らず植物園の花々を眺めながら登る。遠見尾根をアップダウンを繰り返しながら進み、時々景色を楽しみ、最後には岩場を乗り越えて五竜山荘に到着。ザックをデポして五竜岳登頂。

[4日目] 今日も良い天気。暁を眺め、朝食を取ってスタート。今回の核心部であり、気持ちの良い稜線歩き、スリリングな岩場の登降下、縦走路の景色と周囲の山々の展望を存分に楽しんだ。

[5日目] 前線の北上により、またも大荒れの天気が予想されたため、白馬三山を諦めて白馬鑓温泉を経由して下山することに。雨の中、長いクサリ場、雪渓トラバース、増水した沢の渡渉、沢と化した登山道、泥濘や水たまりなど、数々の悪条件に見舞われたが、無事下山。タクシー、JRをスムーズに乗り継ぎ神戸へ。

苦あれば楽あり、谷深ければ山高し。前線の南下、北上に翻弄されながらも、中2日は好天に恵まれ、五竜岳、唐松岳、不帰嶮の縦走を存分に楽しむことが出来ました。 リーダーをはじめメンバーの皆さんの連携による臨機応変な対応で、安全確保と効率的な移動が出来たことも良い経験になりました。今回パスした鹿島槍ヶ岳、八峰キレットもいつか歩きたいものです。


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